FK ビューティコラム

シミケアの強い味方!知らなきゃ損な「美白有効成分」とは…?

今や色々なシミケア方法があって、一体どれを選べばいいの?って迷ってしまうこともありますよね。

そんな時に選ぶ一つの基準となるのが「美白有効成分の種類」なんです!

ある程度、美白有効成分について知っていれば、どれが自分に合いそうなのか段々とわかってくるかと思います。

今回は、シミ悩みの不安を一気に解消してくれる【心強い美白有効成分たち】について、詳しくご紹介いたしますね♪

どうすればシミをケアできるの?

紫外線がお肌にあたると、“メラノサイト”というお肌の色素を作る細胞が活発化します。

「お肌を守るんだ!」と黒色メラニン(シミのもと)が、細胞の核をまるで日傘のように覆っていくんですね。

その黒色メラニンが体外へ排出されずにお肌に残ると、だんだんとシミ化が進行してしまいます。

ですが…!このシミが作られるプロセスのどこかでブロックをかけてくれるのが、“美白有効成分”のもつチカラなんです!

そもそも美白有効成分とは、厚生労働省に正式に認可された成分のこと。

もしこの承認がなければ、どんなコスメも美白効果をうたうこと自体が出来ないんですね。

そんな美白有効成分の一般的に言われる主な効果とは、

  1. メラニンの生成を妨げる!
  2. メラニンを還元する!(シミを薄くする)
  3. メラニンの排出をうながす!(ターンオーバーを整える)

大きくこの3つだと言われています。どれも捨てがたい!と思ってしまいますよね…!

美白有効成分マスターになろう!

なんと現在、約20種類以上もの美白有効成分が厚生労働省によって認可されているんです(!)

そんなに沢山あると「一体どれを選べば…」って迷ってしまいますよね。

それぞれの成分によって、シミケアの仕組み・効果も異なるため、自分に合いそうなものを適切に選ぶことが大切なんです。

今回は、これなら間違いない!という「覚えておくべき美白有効成分」をご紹介いたします♪

トラネキサム酸

トラネキサム酸とは、人工的に合成されたアミノ酸の一つ。

もともとは“湿疹”や“じんましん”の治療、またアレルギーへの抗炎症作用があるとして、医療現場で使われてきた成分です。

そんな中、とあるじんましん治療において「肝斑(かんぱん)にも効果がある」という事が判明!肝斑の治療薬としても使用されることに…!

女性ホルモンの乱れが原因の一つと言われる肝斑ですが、ホルモンの分泌には直接作用せずに肝斑を薄くしたり、そもそもの原因をブロックしてくれるという効果があったんです。

その結果、2007年には美白有効成分として正式に認可され、医療・美容の両方の分野で「シミケアといえばこれ!」と言われるほどの優秀な経歴を持つ成分として広く知れ渡りました。

ハイドロキノン誘導体(別名 : アルブチン)

名前が長い!って思いますよね(笑)

ハイドロキノン誘導体の元となっているのは、「ハイドロキノン」というシミの治療薬。

ハイドロキノンは美白効果がとても強力で、別名「肌の漂白剤」とも呼ばれている成分なんですね。

しかし医療でも使われるほどの効力を持つ一方で、「肌への刺激が強すぎる・赤みやかぶれが出てしまう」といったデメリットがあることも(!)

そんな短所をカバーし、安定性を高めてより安心に使えるよう研究されたのが、この【ハイドロキノン誘導体】なんです。

元は強力な“ハイドロキノンのパワー”を応用しつつも、マイルドな使用感で肌への親和性が高く、しっかりとシミケア出来る点が大きな魅力と言えます♪

プラセンタ

こちらは聞いたことがあるかもしれません!

「プラセンタ」とは、哺乳動物の胎盤のことなんです。

“胎児の発育”のための豊富な栄養素をもつ胎盤から抽出され、美白効果だけでなく「エイジングケア」「肌荒れケア」など、いたれりつくせりな役割を果たすプラセンタ。

肌くすみの改善に効果を発揮し、暗いお肌やシワ・たるみを作る「活性酸素の除去」にも役立つため、細胞の若返りをサポートしてくれます。

特に近年では、シミの予防・排出にも活躍してくれることが知れ渡り、「有能すぎる!」と一躍ブームを作り出した有効成分なんです…!

ビタミンC誘導体

ビタミンCのもつ作用には「ニキビ沈着の防止」「メラニン抑制」などがあり、美白肌を保つには欠かせないため、別名“美肌ビタミン”とも呼ばれています。

しかしながら意外なことに、肌への吸収が悪く空気で酸化しやすいため、スキンケアには向かないというデメリットがあるんです。

そんなビタミンCの唯一の弱点を大幅改良したものが、ビタミンC誘導体なんです!

お肌に塗ると、体内でビタミンCに変化!抗酸化作用や美白作用など、ビタミンCの本来もつチカラを大発揮させてくれます!

メラニンの生成を抑えて排出をサポートしつつ、新陳代謝をアップし、色素沈着の改善までもしてくれるというシミケアのヒーロー的存在なんです♪

また、皮脂分泌を適度にコントロールしてお肌の表面を“なめらかな状態”に保つなど、大人の肌トラブル(ごわごわ感、オイリー肌、大人ニキビ)までもオールマイティに対応してくれます。

美白コスメの選び方って?

① 習慣的に使い続けられるかどうか

「美は一日にしてならず」という言葉があるように、実は基本にして一番見落としがちな部分が、ちゃんと使い続けられるかどうか?なんです。

夏だけはUVケアちゃんとしなきゃ…!と普通はなりがちですが、今や紫外線は微弱でも“365日・場所を問わず”浴びてしまうもの。

最近では室内日焼けや、ブルーライトの光も問題視されています。

パパッと毎日ケアしたい方はオールインワンジェルを、万全を期したい方は「美白化粧水」「集中ケア」等も加えて、日々のルーティンに取り入れるのがベスト。

常にシミ対策を意識した自分なりのケアを、洗顔や歯磨きのレベルで習慣化していきましょう♪

② 乾燥対策も同時にできるかどうか

美白有効成分の中には効果が強いものもあるため、塗った後に赤みや違和感がないか?というのはよく注意したい部分。

そして何より重要なポイントは「乾燥によるシミ化を防ぐため、しっかりと保湿が出来ているか?」をチェックすることなんです。

一般的にヒトの肌は、10代から潤いを失い始めると言われており、季節によってはかなりの乾燥状態に陥ってしまうことも。

いくら紫外線によるシミ悩みが改善されても、「乾燥によるシミ化の促進」が起きてしまっては元も子もないですよね…!

そこで美白有効成分のみならず、しっかり保湿のための“独自成分”や“自然由来の天然成分”などが含まれているかどうかは、チェックしてから選びたいところです。

③ 美白有効成分の効果を高めているか

本記事で紹介しているように、美白有効成分には様々な種類があります。

しかしただ闇雲に「有効成分が入っているからOK!」というわけではありません。

お肌に長く沈着してしまった居座りジミなどは、奥深くまでその根を伸ばしていることも…

そのため「美白有効成分を相乗効果で高めてくれる成分」がきちんと配合されているのか?というのも、シミ対策には重要なポイントなんです。

自分のお肌に合った有効成分で、かつ“その効果を通常より引き出してくれる成分”が同時に入っているのであれば、医薬部外品のシミケアとしてはベストな選択と言えるでしょう!

④ シミケアに特化した洗顔も重要

そして実は!何より大事なのは「せっかくの美白有効成分という栄養素が、しっかり浸透できる土壌になっているか?」ということ。

そのためには“余分な皮脂・古い角質・落とし切れていない日焼け止め”などがお肌にないかが、かなり重要なポイントとなってきます。

焼けたくないと思って、懸命に日焼け止めを塗っているがあまり、お肌に悪いとされる「紫外線防止剤」がお肌に残留し、スキンケアの浸透を邪魔してしまっていることもあるんです…!

そのため「優れた洗浄力 × 保湿成分」の二つをかねそなえた洗顔やクレンジングを使うことで、その後の美容液の効力を上げるだけでなく、洗顔をしながら、【常にシミケアのしやすいお肌の土台作り】をすることも重要になってくるんですね♪

まとめ

いかがでしたでしょうか。

美白有効成分について知っているというだけでも、今日からのシミケアに対して意識が変わってきたかと思います。

美白肌を手に入れるために大事なことは、まずは日焼け対策。

これは間違いないのですが、今や限界があるのも実情。

そのため、いかに“今とこれからのシミに対して有効な成分”を選び、「自分の肌状態やライフスタイルに合った形」でケアしていくか。

そうしたことが最も大事なポイントとなってきます…!

今日よりも明日、明日よりも1年後と、もっと透明感を手にして輝くために、地道ながらも未来にワクワクするようなシミケアをしていきましょう!